成功に導くページ作りのビスケット >パブリシティ>2007年9月号

経済誌フォーNET 2007年9月号〜コラム「インターネットよろず話」
「インターネットマーケティング」
先月号のコラムでホームページ制作の目的についてお話させていただきましたが、インターネットはビジネスのツールであって、それ自身が目的ではありません。「インターネットを用いて何をするか」を始める前に十分に検討を加える必要があるのは、その他の企業活動と何ら変わりはないのです。
その目的の一つにインターネットによるマーケティング活動があります。誰がいつ何回、どのページにアクセスしたのか。そのうち何人が実際の購入まで到達したのか。ホームページ上に掲示した広告は、何人の人が目にしたのか。さらにはデータベースとの連動により、現在の流通在庫数や、流通途上の商品がどこにどのような状態であるのか等、さまざまなマーケティングデータが、数量的にきわめて正確に把握できるのがインターネットというメディアの特徴なのです。
私たちが制作するホームページに関しましても、アクセス解析を中心にさまざまなマーケティング機能を付加することが多いのですが、企業におけるマーケティング活動のすべてがインターネットでうまくいくわけではありません。重要なことは、現在のマーケティングプロセスの中のどの部分をインターネットで行えば効果効率が高まるのかを考えることで、既存のアナログ的なマーケティングシステムでも、十分に機能しているのであれば、わざわざインターネットに置き換える必要はないでしょう。
マーケティングプロセスに限らず、インターネットの導入に関する検討過程で会社の強みや問題点が浮き彫りになることが多々ありますので、ホームページ制作時には会社全体での意義をよく検討されることをお勧めいたします。