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経済誌フォーNET 2008年3月号〜コラム「インターネットよろず話」
「ビジネスに活用できるSNS 2」

一昔前のインターネットでの情報コミュニティーは掲示板が主流でした。当時からコミュニティーによる口コミマーケティングは注目されてはいましたが、2chなどが注目されるようになってからは誹謗中傷が先立ったネガティブな要素が先行していました。

現在、本格的なビジネスに発展してはいませんが、「はてな」など個人の持っている情報などの活用や、カカクコムやアットコスメのように、口コミが有効に商品価値を高めるためのシステムを利用している事例も増えてきました。

その流れからすると、SNSは信頼という価値を持った新しいコミュニティーサイトでしょう。匿名性の高い従来型のコミュニティーは自作自演、誹謗中傷等、書き込みの信用度が低く、無法的なサイトになりがちでした。
口コミマーケティングの有効性はありながらも実際の運用にはリスクを伴う危険性をはらんでいたのです。

SNSがビジネスで有効に働くのではと注目されたのは実社会とのつながりが基本となり匿名性が低い点があるからです。そのつながりと匿名性の低さから、今までの掲示板と違い比較的穏やかなコミュニケーションが作られていきます。

こういったSNSは実社会からなる個人と個人のネットワークであり、その間には信頼関係があります。だからこそ、ビジネスや、趣味など多岐にわたる個人的関係がSNS上で構築されていくのです。

携帯の普及に伴い、いつでもどこでもSNSを利用できるインフラがすでに整っています。それに伴った情報伝達の早さも注目です。

ビジネスにおける有効な口コミは信頼性と伝達力でしょう。
以前、ミスタードーナツも期間限定でmixi内にコミュニティーを作っていました。
これからも顧客囲い込みの目的で、SNS をビジネスでのコミュニティーツールとして活用していくケースが増えていくでしょう。