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経済誌フォーNET 2008年4月号〜コラム「インターネットよろず話」
「Wiiから見るこれからのインターネット」

 インターネットの普及率は2007年には70%を超えたそうです。インターネットを行うだけならばパソコンは複雑で操作の難しい機器といえます。普及率を上げた原因のひとつにゲーム機器の影響がある様です。

  インターネットを手軽にしかも簡単にを出来るようにしたのは任天堂のWiiが上げられます。Wii自身はゲーム機器ですがインターネット接続が可能で、リモコンを使ってレーザーポインターのようにマウスポインタを動かして感覚的に行うことができます。  発売当初よりWiiのネット接続率の高さは注目されてきましたが、昨年の任天堂の決算説明会で40%の接続率と発表されています。国内普及台数が500万台を超えているので、約200万台がネットに接続されている計算になります。

  Wiiの中ではニュースやお天気、ショッピングチャンネル など、ネット接続を前提としたメニューが提供されています。店舗では購入できない専用ソフトをWiiからネット上で購入するサービスも始まりました。 こうしたサービスが始まった背景にはWiiでゲームのダウンロード購入するユーザーが多いことがあります。PCユーザーは数百円に躊躇してもWiiユーザーだとネット購買に抵抗なく受け入れられているのです。言い換えればTVで楽しめるコンテンツがあれば、たとえ有料でもニーズがあるということです。

 WiiインターネットチャンネルはOperaというブラウザが使われておりFlashに対応しています。TV画面でWiiの特性を生かした、Flashを使った動的コンテンツを見せる試みが幾つか提供され始めています。映像サイトの代表格であるYouTubeも映像システムがFlashであるため視聴が可能です。GyaOなどもSTV「ギャオプラス」の普及を図るよりもFlashに対応してWiiを意識すれば200万人のユーザが対象になるのではと思ってしまいます。

 昨年NTTと協業を発表しWiiのネット接続の推進事業も始まりました。 TVがインターネットと結びつくと新しいコンテンツのビジネス展開が出来そうです。