成功に導くページ作りのビスケット >パブリシティ>2008年5月号

経済誌フォーNET 2007年5月号〜コラム「インターネットよろず話」
「お客様はどこで判断するのか?」

 ホームページの中で一番のポイントは目立つところに何を書くかです。 新聞や雑誌などに広告を出すときなど、大きさや場所などで金額がずいぶん変わってきます。もちろん載せる面積が大きいほど、また企画等のページに載せたりするほど注目度が高いわけで、その効果の大小が金額に反映されています。

 雑誌の表紙などは顕著で、コンビニの雑誌売り場で下のほうに並べられるものなどはほとんど目立たなくなってしまいます。

 ホームページでもまったく同じようなことがいえます。注目させたいもの、インプットさせたいものを一番目立つ場所に載せるべきなのです。

 ではホームページでは何処が一等地なのでしょうか?ある実験で人間の目線を追ったところ、左上から右上へ移りながら全体を把握するという統計結果が出たそうです。これがホームページ以外で当てはまるかは判りませんが、なるほどと思っています。

 次のポイントは優れたキャッチコピーです。

 訪問者はホームページを訪れると、まずはじめに「このページは自分にとって必要なものが手に入れることが出来るのか?メリットがあるのだろうか?」と考えます。そこで必要でないというジャッジを下すと瞬く間に他のページに行ってしまいます。その間わずか2〜3秒です。重要なことはこの一瞬の間に「このページは必要なものが手に入る、メリットがある」と感じ取ってもらえるかにかかっています。

 大手企業であればブランド名や社名で取扱っているもののイメージが出来上がっているために効果があるだろうけど、多くの場合は社名よりも訪問者にとってどんな利益があるのかを明確にすることが重要なのです。

 不思議なことに人はインターネットを使うときはあまり頭を使いたくないようです。難しい言い回しやキャッチコピーは頭の中に入らず、簡単な言葉のほうがスッと頭に入ってきます。

 せっかく一生懸命ホームページを作っても2〜3秒で去られてしまうと元も子もありません。

 大事なことは商品、サービスをいかに一瞬にしてイメージさせ、伝えることです。